ガルバリウム鋼板屋根の塗装の塗り替え時期っていつくらいなの?

 

ガルバリウム鋼板屋根の塗り替えを考えている人必見の記事です。
築10年ほど経ってくると、劣化が見え始め、そろそろ塗り替えなのかなと考えますよね。
そこで、ガルバリウム鋼板屋根の塗り替え時期について詳しくまとめました。
自分でできるメンテナンスについても紹介しているので、日頃のお手入れについても知ることができます。
ぜひ参考にしてくださいね。

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ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板とはどんな屋根材なのでしょうか。
ガルバリウム鋼板の特徴についてまとめました。

ガルバリウム鋼板は比較的新しい屋根材

1982年に生産、発売された屋根材がガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板は、鉄合板にアルミ亜鉛合金でメッキ加工を施したもので、スタイリッシュな見た目で人気があります。
メンテナンスフリーをうたって販売していることもあるほど、メンテナンスの手軽さで人気です。
ガルバリウム鋼板には、他にもたくさんのメリットがあります。

・錆びにくい
・軽い
・耐震性が高い
・金属製なのに耐久年数が長め

錆びにくいことでメンテナンスがラクになっています。
金属は錆びやすいというイメージがありますが、ガルバリウム鋼板はメッキ加工がされているため錆びにくいのです。
金属製の屋根というと、トタン屋根がありますが、トタン屋根の耐久年数は10年から20年ほどです。
一方、ガルバリウム鋼板屋根は、耐久年数が20年から30年で、トタン屋根よりもかなり長い耐久年数です。
ガルバリウム鋼板とトタンは、メッキに違いがあるため、耐久年数に約2倍の違いが出てきます。
また、屋根が軽いと地震が起こったときに家が揺れにくく、地震によるダメージを受けにくくなります。
デメリットとしては、断熱性が低いといったことが挙げられますが、断熱材をしっかり施工すれば対応が可能です。
金属の屋根にしたいときには、メリットの多いガルバリウム鋼板にすることが主流となっています。

塗り替えをする時期

塗り替えをするベストタイミングはいつでしょうか。
塗り替えをする時期は、2つのポイントで決めましょう。

基本は10年から15年で塗り替え

耐久年数が長く、さびにくいことからメンテナンスが必要ないと売っているメーカーもありましたが、塗り替えは必ず必要になってきます。
傷みが目立ち始める築10年から15年での塗り替えが基本です。
海の近くなど環境によっては、早めに劣化してくることがあるため、早めに塗り替えが必要となることもあります。

劣化状態の見極め

家の劣化具合によっては、築10年から15年のタイミングでなくても塗り替えをしたほうがよい場合があります。

色褪せ具合

ガルバリウム鋼板は、経年劣化によって色褪せていきます。
色褪せると新築のときよりも色が薄くなってしまいます。
やはり色褪せると、家の景観が悪くなってしまうので、景観を保つために10年ごとで塗り替えをするという人もいます。

サビが出てきた

サビには3種類あり、赤サビ、白サビ、もらいさびがあります。
赤サビは、傷ついた部分から始まるサビです。
例えば、台風で物が飛んできて傷がついてそこから錆びてくると赤さびができます。
白サビは、ガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が酸化してできるサビで、高温多湿な環境でできやすいサビです。
ガルバリウム鋼板屋根の表面に白く点々と出てくるのが特徴です。
もらいさびは、他の金属のサビが付着することで発生します。
もらいさびは、赤さびができますが、赤さびとは発生する原因が異なっています。
どのサビが起きても、そのまま放置することでサビが広がってしまいます。
サビができたら、早めに対処することが大切です。
早めに対処すると、サビができた部分だけサビを取って、塗り替えるのみで済みます。
サビが広がると、屋根全てを塗り替える必要が出てくるので、それだけ費用がかかってしまいます。
あまりにサビが広がり屋根の状態が良くないときには、塗り替えでは補修できず、葺き替えが必要になることもあります。
屋根は目が届きにくい部分なので、サビの広がりを防止するために、一年に一度は業者にチェックをしてもらうのがおすすめです。

浮いたり、剥がれたりしているときには塗り替えでは対応できない

ガルバリウム鋼板屋根が浮いてしまったり、剥がれてしまったりしているときには塗り替えをすることはできません。
浮きや剥がれの症状が出てくると、雨漏りをする可能性があり、対処は早めにしたほうがよいです。
塗り替えだけでは対処できないため、屋根を葺き替えなければいけません。
葺き替えると費用がかかるため、古い屋根を取らず、古い屋根の上に新しい屋根を重ねるカバー工法をする家も多くあります。
カバー工法をすると、屋根の重さが2倍になってしまうので、せっかく軽いガルバリウム鋼板屋根なのにそのメリットを活かすことができなくなってしまいます。
そういったデメリットも考慮した上でカバー工法を選ぶかどうかを決めるとよいでしょう。

塗り替えにかかる費用

一般的な30坪の家(100㎡の屋根)の場合、塗り替えには40万円ほどかかります。
費用には、足場や養生など塗料の費用以外にも様々な項目が含まれます。
塗料にも様々な種類があり、塗料によって単価も異なります。
価格の高い塗料のほうが耐久年数が長く、次の塗り替えまでの期間を長くすることが可能です。
安く塗り替えをしたいなら、費用の安い塗料を選ぶこともできますが、その分耐久年数は短くなることを考慮しなければいけません。
塗料の中でも、耐久年数とコストのバランスがよく、ガルバリウム鋼板との相性もよいことからシリコン塗料が多く選ばれています。
塗料について知識のある人は少ないので塗料の種類が多いと不安になるかもしれませんが、業者に見積もりを依頼したときに相談すればしっかり教えてもらえるので大丈夫です。

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キレイな状態を保つポイント

定期的な塗り替えは必要ですが、誰でも費用も手間もかかる塗り替えはできるだけ避けたいものです。
塗り替え時期を遅らせるためにも、サビが起きないように家のメンテナンスをするのがおすすめです。
では、どのようなメンテナンスをすればよいのでしょうか。

水で洗い流す

メンテナンスはとても簡単で、水をかけるだけで大丈夫です。
ガルバリウム鋼板は、表面がツルツルとしていて、水をかけるだけでも汚れが落ちやすいという特徴があります。
汚れがついていると劣化しやすくなるので、汚れを落とすだけでも屋根の劣化を抑制することができます。
台風がきたときなど、屋根に汚れが溜まっていそうなときにさっと水をかけておきましょう。
できるなら3ヶ月に1回、あまり時間が取れなければ1年に1回メンテナンスをしてみましょう。
水をかけるというと、高圧洗浄機でかけたほうが効果が高そうな気がしますが、高圧洗浄機の使用は注意が必要です。
高圧洗浄機を使うと、傷が付いてしまうことも考えられ、メンテナンスをしたつもりが劣化を早めてしまうかもしれません。
家庭用の高圧洗浄機でも使用は控え、優しく水を流すだけで十分効果があります。
汚れが溜まりやすい部分は重点的に水を流し、屋根をキレイに保ちましょう。

色褪せが目立たない色を選ぶのも一つの手

新築する時点でも塗り替え時期を遅らせる方法があります。
色褪せてきても目立ちにくい色を選ぶことです。
色によっては、色褪せにくい色があります。
色褪せが目立ちにくい色は、中間色です。
中間色とは、鮮やかな色にグレーが混ざった色で、ふんわりとした色合いのことを指します。
色褪せしにくい色は、青です。
このような特徴から、ガルバリウム鋼板屋根の色で最も人気なのはグレーです。
次に人気なのは、アイボリーで、やはりグレーがかった色となっています。
反対に、色褪せが目立つ色、色褪せやすい色もあります。
色褪せが目立つ色は、原色に近い色、色褪せやすい色は、赤です。
色褪せを避けるなら、赤は避けたほうが無難でしょう。

塗り替えが難しいガルバリウム鋼板屋根

ガルバリウム鋼板屋根は、プロの業者でも塗り替えが難しいとされています。
どうして塗り替えが難しい屋根材なのでしょうか。

ツルツルしているから技術が必要

ガルバリウム鋼板は、表面がツルツルしていて塗装することが難しい屋根材です。
ツルツルとしていることで汚れがつきにくく、汚れがついてもすぐに洗い流せるというメリットもありますが、その反面塗装がしにくいというデメリットもあります。
プロでも塗装が難しく、ガルバリウム鋼板屋根の塗装経験が少ない業者だとうまく塗装ができない場合もあるほどです。
うまく塗装ができていないと、数年で塗装が剥がれてきてしまうことがあります。
業者選びも塗り替えを成功させるポイントなのです。
ガルバリウム鋼板の塗装をするときには、塗装が密着しやすくなる下地を選んで塗装しなければいけません。
また、サビ対策のためにサビにくい下地を使用することも大切です。

安くしたくてもDIYはしないほうが無難

プロの業者でも難しい塗装を素人が行うことは、無謀とも言えます。
下地の選び方や、塗り方、どれをとっても素人に難しいものです。
確かにDIYをすれば、人件費もかからず、塗料や道具の費用だけで済むため安く塗り替えができます。
しかし、塗装をうまくできる可能性が低いことや、屋根の上で慣れない作業をする危険性を考えるとおすすめできません。
塗り替えがうまくできず剥がれてきてしまえば、なおさら費用はかかりますし、またDIYする負担もあります。

定期的な塗り替えで屋根をキレイに保とう!

メンテナンスがあまり必要無いと言われるガルバリウム鋼板屋根ですが、定期的な塗り替えは重要です。
ガルバリウム鋼板は、比較的新しい屋根材なので施工事例が少なめです。
そのため、ガルバリウム鋼板屋根の塗り替えを経験したことがある職人が少ないというデメリットがあります。
塗り替えを依頼するときには、ガルバリウム鋼板屋根を塗り替えたことがあるかどうかを確認すると安心です。
満足できる塗り替えをするには、業者選びも大切な工程になるのです。

損してる?塗装の見積もりは高いかも


築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。

ある業者に見積もりをしたら108万7千円だったので念のために「塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」を利用し複数の業者に見積もりを取ったら84万3千円に。

複数の業者に見積もりを取らなければ危なく24万4千円も損するところでした。

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