外壁や屋根のフッ素塗料の特徴は?単価の相場やメリットデメリットとは?

そろそろ外壁を塗り直そうと思っているけれど、どの塗料を選べばいいか分からない……と迷っている人は意外と多いですよね。
そこで、塗料の中でも高価なイメージのあるフッ素塗料の特徴について紹介します。特徴を深掘りしていくと、メリットやデメリットが見えてきました。
フッ素塗料について知れば、どんな塗料が合っているのかが分かります。
後悔しない塗料選びは、ここを読んでスタートさせましょう!

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フッ素塗料はどんな塗料?

フッ素塗料というと「高い」イメージの人が多いのではないでしょうか。
確かに他の塗料と比べると高いですが、それには理由があります。
まずは、フッ素塗料がどのような塗料なのかその特徴を見ていきましょう。

東京スカイツリーにも使用されている塗料

フッ素塗料は、東京スカイツリーや、横浜レインボーブリッジなど多くの建物で使用されています。
元々は、大きな建物で使われることが多く、一般の住宅で使用されることはほとんどありませんでした。
しかし、値段以上の価値があると考える人も増え、一般の住宅に使用されることも少しずつ増えてきています。

フッ素塗料の特徴

大きく分けて3つの特徴があります。

紫外線に強い

他の塗料だと、紫外線に当たり続けることで劣化していきます。
一方、フッ素塗料は紫外線に強いため、色あせにくく、劣化しにくいという特徴があります。

水に密着しやすい(親水性が高い)

塗料の親水性が高いと、水に密着しやすいため、外壁の汚れを流すことができます。

防カビ性

日当たりが悪い側の外壁は、カビが生えてしまうことがあります。
フッ素塗料は、カビに強いという特徴があるためカビができにくくなります。
しかし、全くカビが生えないということではないので定期的なメンテナンスは必要です。

フッ素塗料のメリットとデメリット

フッ素塗料の特徴からメリットとデメリットが浮かび上がってきました。
チェックしてみましょう。

メリット

3つのメリットがあります。

耐久年数が長い

耐久年数が長いため、キレイな状態が続くというメリットがあります。
また、何度もリフォームする必要がありません。
リフォームする回数が多ければ、リフォームをするたびに足場の設置などの費用もかかりますが、その分の費用を削減することができます。
耐久年数が長いため何度も塗り直す必要が無く、塗り直すことが難しい東京スカイツリーなどの大きな建物に使用されることが多いのです。

汚れに強い

フッ素加工のフライパンと同様で、汚れが付きにくいという特徴があります。
フッ素塗料はカビが生えにくいという特徴がありますが、カビが生えてきてしまうこともあります。
もしカビが生えてしまっても、汚れに強い特徴から、すぐに掃除をすれば水でさっと流すだけでキレイになります。
雨が降るだけでも、外壁についたゴミが流れていくので日々のメンテナンスもラクになるはずです。

ツヤツヤで光沢のある外観になる

水に密着しやすくするため、フッ素塗料は光沢のある塗料となっています。
塗ってみると、ツヤツヤで輝くように見え、古い建物であってもキレイに見えるほどです。
高級感のあるツヤ有りが好きな人にぴったりの外壁になります。

デメリット

メリットばかりではありません。3つのデメリットも理解しておきましょう。

値段が高い

メリットも大きいですが、その分価格が高いため、一般住宅で使用されることはまだ少ないです。
なかなか普及しないことで、需要も増えず価格が下がってこないという面もあります。

ツヤのある建物にしかならない

ツヤのある光沢が特徴のフッ素塗料ですが、ツヤ有りの外観が好きでない人にはあまり合いません。
通常であれば塗料にツヤ消しの調整剤を入れることで、ツヤを消せます。
しかし、フッ素塗料の場合は、調整剤を入れてツヤを消しても、3分ツヤ(ほとんどツヤが消えていない状態)程度しかツヤを消すことができません。
また、調整剤を入れてしまうと、親水性が低くなり汚れが落ちにくくなってしまいます。
調整剤を入れてもほとんどツヤは消せず、せっかく汚れにくいというメリットがあるのに、なくなってしまうため、フッ素塗料に調整剤を入れることはオススメできません。

建物の耐久年数を長くする訳ではない

確かにフッ素塗料は耐久年数が長いですが、建物の耐久年数を長くする訳ではありません。
極端なことを言えば、築50年経った建物にフッ素塗料を塗れば、家の寿命が70年に延びるかというとそうではないということです。

フッ素塗料を使うといくらかかる?

値段が高いというデメリットがあるフッ素塗料ですが、どのぐらい高いのでしょうか。
現在主に外壁塗料に使用されているシリコンと比較してみましょう。

1㎡あたりの価格

・フッ素塗料:3,500円から4,800円/㎡
・シリコン塗料:2,300円から3,500円/㎡

フッ素塗料のほうが1,200円ほど高いことが分かります。
つまり、フッ素塗料のほうが約1.37倍費用がかかるのです。

耐久年数

・フッ素塗料:12年から20年
・シリコン塗料:7年から15年

耐久年数では、フッ素塗料のほうが5年ほど長いです。
フッ素塗料のほうが約1.33倍長持ちするということが分かります。

費用対効果

1㎡あたりの価格(1.37倍)と、耐久年数(1.33倍)を比較すると倍率はほとんど同じで、費用対効果が高いとは言えません。
費用対効果が高いとは言えないフッ素加工だから、なかなか普及しないという現実なのでしょう。
ただ、ここで忘れてはいけないのがリフォームの回数を減らすことができるということです。
リフォーム回数が多いと、その分多く費用がかかるだけではなく、リフォームの手配や時間を作ることも難しいものです。
そういったわずらわしさも減らすことができるという部分では、フッ素塗料のほうが優れているでしょう。

フッ素塗料はどんな人におすすめ?

屋根や外壁の塗装をする場合にフッ素塗料がおすすめの人を解説します。

フッ素塗料はこんな人におすすめ

・リフォームの回数を減らしたい人
・外壁の掃除を手軽に済ませたい人
・ツヤっとした外壁が好きな人

フッ素塗料は耐久年数が長いため、外壁を塗り直す回数を減らすことができます。
リフォームの回数を少しでも減らしたい人に、フッ素塗料はぴったりなのです。
また、汚れが付きにくいことから掃除の回数も減らせます。
リフォームもお掃除も回数を減らせるので、家のお手入れをする時間があまり取れない忙しい人にオススメです。
フッ素塗料を塗ると、ツヤツヤな光沢のある見た目になります。
光沢感のある見た目が好きな人には好まれるはずです。

フッ素塗料はこんな人には向いていない

・塗料にお金をかけたくない
・光沢感のある見た目が好きではない
・家自体が古い

フッ素塗料は塗料の中でも値段が高く、安易に選びにくい塗料です。
値段の安さだけで選ぶなら、アクリル塗料を選ぶと良いでしょう。
しかし、アクリル塗料は、安いですが、その分耐久年数が短いデメリットがあることを忘れてはいけません。
安さで選ぶのか、耐久年数などの性能で選ぶのかを決める必要があります。
光沢感のない外壁が好きな人は、ツヤ消しの塗料やツヤの出方を調整できる塗料を選ぶことがオススメです。
フッ素塗料は耐久年数が長いですが、古い家に塗っても家の耐久年数を長くする訳ではないため、耐久年数が長いフッ素塗料を使うにはもったいないかもしれません。
そのようなときには耐久年数が短く、価格が安いアクリル塗料やウレタン塗料のほうが合っているでしょう。

よく理解して選択しよう!

やはりフッ素塗料は費用が高めなことが分かりました。
しかし、上手に使えば、費用を抑えながらフッ素塗料を一般住宅に使用できます。
一つの例は、フッ素塗料を屋根に使用し、外壁はシリコン塗料を使用してコストダウンさせるという方法です。
屋根は外壁よりも塗る面積が小さく、フッ素塗料にかかる費用を少なく抑えることができます。
屋根は雨にさらされ、太陽光に当たる部分なので外壁よりも劣化しやすいため、劣化しにくいフッ素塗料を使用すると便利なのです。
すると、屋根と外壁の劣化する時期が同じになりやすいというメリットもあります。
フッ素塗料は高いというイメージが強いですが、大きなメリットも、気になるデメリットもあります。
特徴をよく知って、自分のライフスタイルや家に合った塗料を選ぶことが大切です。

損してる?塗装の見積もりは高いかも


築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。

ある業者に見積もりをしたら108万7千円だったので念のために「塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」を利用し複数の業者に見積もりを取ったら84万3千円に。

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