外壁や屋根のアクリル塗料の特徴は?単価の相場やメリットデメリットとは?

 

色あせたままの外壁では恥ずかしいけれど、塗装にそんなにお金はかけたくないと思っていませんか?
そんな人にオススメなのがアクリル塗料です。
アクリル塗料は、安いだけではなく、様々なメリットがあります。
メリットを上手に活かせば、安いアクリル塗料でキレイな外壁が完成します。
安くキレイに外壁を塗りたい人必見です!

損してる?塗装の見積もりは高いかも


築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。

ある業者に見積もりをしたら108万7千円だったので念のために「塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」を利用し複数の業者に見積もりを取ったら84万3千円に。

複数の業者に見積もりを取らなければ危なく24万4千円も損するところでした。

塗装箇所や床面積を入力するだけで複数の業者に見積もりを取ってくれるので簡単に最安値の業者を見つけることができます。

利用料は無料ですので、一番安い業者を見つけてくださいね。

詳しくはこちらをどうぞ。

あなたに合った最安値の塗装業者を調べてみる(無料)




昔は主流だったアクリル塗料

今の主流はシリコン塗料ですが、30年ほど前まではアクリル塗料が主流でした。
今では、アクリル塗料が使われることは昔ほど多く無くなり、「ただ安いだけ」というイメージを持っている人も多いのが現状です。
手抜き工事でアクリル塗料を外壁に使われてしまうことがあるという話もあり、今はあまりアクリル塗料にいい印象がない人が多いでしょう。
しかし、アクリル塗料をよく知れば、その場に応じた使い方をすれば、使いやすい塗料だということが分かるはずです。
では、アクリル塗料がどのような塗料なのかみていきましょう。

一番安い価格帯

アクリル塗料の最大の強みは、その安い価格帯です。
塗料の中でも最下層のランクで、塗料代を安くあげたいのならアクリル塗料というぐらいの価格です。
単価で言えば、今主流となっているシリコン塗料の半分以下の価格で外壁を塗装できるのです。
30年ほど前は、他の種類の塗料の価格が高かったこともあり、アクリル塗料の安さは際だっていました。

どうして主流じゃなくなったのか?

アクリル塗料以外の塗料の価格が安くなってきたからです。
10年ほど前に、ウレタン塗料が安くなってきました。
すると、外壁塗装はアクリル塗料かウレタン塗料のどちらかでする人が増え、主流はこの2種類になりました。
そして、今主流のシリコン塗料も安くなってきたことで、アクリル塗料もウレタン塗料も追い抜かされ、主流の交代となったのです。
値段だけではありません。
耐久年数や性能が、アクリル塗料<ウレタン塗料<シリコン塗料の順で良いため、よいものの価格が下がってきたということで選ぶ人が増えました。
今はシリコン塗料を選ぶ人が7割と言われています。
価格が安いものを選びたい人でも、ウレタン塗料かシリコン塗料で悩む人が多く、アクリル塗料が選択肢に入る人は少ないです。
それには、アクリル塗料の特徴が関係しています。

アクリル塗料の特徴

安いだけではなく、アクリル塗料には大きく分けて4つの特徴があります。
一つ一つみていきましょう。

とにかく安い

塗料の中でも最も安い部類の塗料です。
高い塗料と言われているフッ素塗料と比べると、1㎡あたりの単価が1/3ほどで、かなり安いことが分かります。
シリコン塗料で塗装を行うときの約7割の費用で工事ができるとも言われています。
価格ではアクリル塗料に勝るものはないでしょう。

耐久年数が短め

塗料の価格は、耐久年数と比例しています。
アクリル塗料は、耐久年数が4年から7年で、よく使用される塗料の中でも一番短いです。
よく使用される塗料と比べてみます。

・アクリル塗料:4~7年
・ウレタン塗料:6~10年
・シリコン塗料:8~15年
・フッ素塗料:15~20年
・光触媒塗料:10~15年

このようにアクリル塗料は最も短いのです。
通常、家の外壁は10年でメンテナンスが必要だと言われている中、4年から7年という耐久年数は短めだということが分かります。

発色がいい

ツヤのある鮮やかな色に仕上がり、発色がよいという特徴がります。
耐久年数は短いですが、キレイな色を保つことに長けていて、耐久年数以内なら色あせることはありません。

種類が豊富

他の塗料に比べて、アクリル塗料の歴史は古く、色の研究も多くされています。
昔主流だったことから、その時代に特に多くの色が出ているのです。

アクリル塗料の単価

1㎡あたりの単価を調査しました。
やはり気になるのは価格です。
外壁を塗るときと、屋根を塗るときの価格は違います。
それぞれの単価を調査しました。

外壁を塗るとき

・アクリル塗料:1,000円~1,200円
・ウレタン塗料:1,200円~1,800円
・シリコン塗料:2,500円~3,500円
・フッ素塗料:3,500円~4,500円
・光触媒塗料:5,000円~5,500円

塗料の種類によって価格が異なるため、同じアクリル塗料でも値段に幅があります。
それは他の塗料でも同様で値段に幅があります。
やはりアクリル塗料は塗料の中でも最も安いことが分かります。
今主流のシリコン塗料と価格と耐久年数を比べます。

・アクリル塗料:1,000円/㎡→耐久年数4年
・シリコン塗料:2,500円/㎡→耐久年数8年

この価格で耐久年数はこの年数と一概には言えませんが、例えばこのような塗料を使用したとすると、シリコン塗料は価格が2.5倍なのに対し耐久年数は2倍です。
つまり、価格と耐久年数だけで比較するとアクリル塗料はシリコン塗料にも負けないコスパだと分かります。

屋根を塗るとき

屋根の種類によっても価格は変わります。

<トタン屋根>

・アクリル塗料:1,000円~1,200円
・ウレタン塗料:1,500円~1,700円
・シリコン塗料:1,800円~2,000円
・フッ素塗料:3,500円~4,000円

<コロニアル屋根>

・アクリル塗料:700円~1,000円
・ウレタン塗料:1,500円~1,700円
・シリコン塗料:1,800円~2,000円
・フッ素塗料:3,500円~4,500円

<瓦屋根>

・アクリル塗料:1,000円~1,200円
・ウレタン塗料:1,800円~2,000円
・シリコン塗料:2,500円~3,500円
・フッ素塗料:3,500円~4,000円

光触媒は屋根用の塗料がまだ出てきていないため、価格の提示はありません。
アクリル塗料は、屋根の塗装においても安く、シリコン塗料と比べると半額ほどの値段になっています。
屋根は太陽光にさらされることが外壁よりも多く、外壁よりも劣化が激しいものです。
そのため、屋根の塗装にアクリル塗料は適さないとして屋根にアクリル塗料をオススメしない業者もあります。
アクリル塗料が主流だった頃は、屋根にも使われていましたが、今は屋根にアクリル塗料を使うところはほとんど無いようです。

アクリル塗料のメリット・デメリット

アクリル塗料の特徴や単価を見ると、メリットやデメリットが見えてきました。

4つのメリット

耐久年数が短いから、今は主流じゃないからという理由でアクリル塗料を敬遠していませんか。
アクリル塗料には大きなメリットが4つあります。
メリットを知ると、アクリル塗料の良さが分かるかもしれません。

1.安いからすぐに塗り替えられる

単価が安く、塗装にお金があまりかからないので、何度も塗り直せます。
高い塗料を使用すると、やっぱり違う色にしたいと思っても、また高い料金がかかるためなかなか塗り直しはできません。
その点アクリル塗料は、安いので次々に好きな色にチャレンジできるというメリットがあります。
あまり新しくない家なら塗料の耐久年数はそれほど気にしなくてもよいので、高い塗料を使わず、安いアクリル塗料にするほうがオススメです。

2.好きな仕上がりを目指せる

色の種類が多いので、好きな色が見つけやすく、他の塗料よりも好きな色を見つけやすいです。
アクリル絵の具と同じように、発色がよく、はっきりとした色になります。
安いからと言って、安っぽい仕上がりにはなりません。

3.重ね塗りしやすい

密着する力が強いアクリル塗料は、重ね塗りしやすい塗料です。
シリコン塗料は重ね塗りがしにくい塗料で、素人には扱うことが難しく、DIYには向いていません。
しかし、アクリル塗料は扱いやすいためDIYで使用されることも多くあります。

4.変色しにくい

耐久年数は短いですが、その期間内なら変色することなくキレイな状態を保てます。
ただ、耐久年数が長いということではないので注意しましょう。
あくまでも耐久年数内ならキレイな状態を保つことができるということです。

4つのデメリット

メリットだけではなく、デメリットもあります。

1.耐久年数が短い

やはり一番のデメリットは、耐久年数の短さです。
耐久年数が短いため、外壁のリフォームを何度もしなければならなくなります。
リフォームの手配や、工事の足場を付ける料金などが毎回かかり、労力がかかってしまいます。
できるだけリフォームをしたくない人には、アクリル塗料はあまり向いていないかもしれません。

2.ヒビがはいりやすい

アクリル塗料は塗膜が堅い塗料です。
そのため地震が起こったり、場合によっては大きなトラックが隣を走ったりするなどの振動でヒビが入ってしまうことがあります。
高速道路や線路が近くの家や、雪が多く降る地域では振動によるヒビが起こる可能性があるので、向いていません。
その場合は、アクリル塗料よりも弾性があるウレタン塗料やシリコン塗料などを使用したほうがよいです。

3.塗り替えが大変になるときもある

アクリル塗料がひびわれたり、剥がれてきていたり劣化が激しいと塗り替えることが難しくなります。
密着する力が強いアクリル塗料を一度剥がしてから塗ることになるためです。
そこまで劣化する前に塗り替えるか、下準備までしっかり行ってくれるプロに頼んで塗り直してもらうのがよいでしょう。

4.湿気がこもりやすい

アクリル塗料は湿気を通しやすく、家の内部の湿気を外に逃す役目を果たしてくれることがあります。
しかし、あまりに湿気を通しやすいため外の湿気を中に取り込んでしまうこともあるのです。

アクリル塗料に向いている人

アクリル塗料をオススメできる人はどのような人なのでしょうか。

安く外壁を塗りたい人

とにかく安く外壁塗装をしたい人にはアクリル塗料が最もオススメです。
アクリル塗料以外に安い塗料はないはずなので、安さで塗料を決めたいときにはアクリル塗料が向いています。

頻繁に色を変えたい人

家のデザインにこだわりがあり、外壁の色を頻繁に変えたいという人はアクリル塗料がオススメです。
他の塗料だと頻繁に塗り直すにはもったいないと思うほどの費用がかかってしまいますが、アクリル塗料なら予算内で何度も塗り直しができるはずです。
また、発色がよく、色の種類も多いアクリル塗料ならデザイン性を重視する人も納得の外観になるでしょう。使いやすい塗料といえばアクリル塗料

「安い」というイメージしかなかったアクリル塗料ですが、使う場面によっては扱いやすい塗料でもあります。
例えば、劣化しやすい屋根はシリコン塗料など耐久年数の長いものを使用して、外壁は頻繁に色を変えたいからアクリル塗料を使用するなどの工夫一つでリフォームが楽しくなります。
塗り替えやすさや、色の多さなどアクリル塗料のメリットを活かしてみてはいかがでしょうか。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

そろそろ外壁を塗り直したいけれど、いろいろな塗料があってどれを選べばよいのか分からないという人も多いですよね。 シリコン塗料は、性能も高く、耐...
外壁や屋根の塗料として使われる「ウレタン塗料」。 これまでスタンダードな塗料として活躍していましたが、シリコン塗料の価格低下により、人...
損してる?塗装の見積もりは高いかも


築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。

ある業者に見積もりをしたら108万7千円だったので念のために「塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」を利用し複数の業者に見積もりを取ったら84万3千円に。

複数の業者に見積もりを取らなければ危なく24万4千円も損するところでした。

塗装箇所や床面積を入力するだけで複数の業者に見積もりを取ってくれるので簡単に最安値の業者を見つけることができます。

利用料は無料ですので、一番安い業者を見つけてくださいね。

詳しくはこちらをどうぞ。

あなたに合った最安値の塗装業者を調べてみる(無料)




 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

NO IMAGE

外壁や屋根のウレタン塗料の特徴は?単価の相場やメリットデメリットとは?

NO IMAGE

外壁や屋根のフッ素塗料の特徴は?単価の相場やメリットデメリットとは?

NO IMAGE

日本ペイントのサーモアイの特徴とは?耐用年数や単価の相場は?

NO IMAGE

外壁や屋根のシリコン塗料の特徴は?単価の相場やメリットデメリットとは?