窯業系サイディングの外壁をふと見てみると、ひび割れを見つけてしまって不安になっていませんか?
一口にひび割れといっても、いくつかの種類のひび割れがあります。
どうしてひび割れが起きてしまったのか、ひび割れを直すにはどうすればよいのか、徹底調査しました!
ひび割れが起きにくくする方法も調査したので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、ひび割れに対する不安も無くなって、正しい対処法ができます。
最後までじっくり読んでみてくださいね。
築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。
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もくじ
ひび割れの種類を知ろう!
ひび割れにはいくつか種類があります。
ひび割れができたときに確認しなければいけないのは、ひびの幅です。
幅によって、どこまでひび割れが起こっているのかを推測することができます。
ひびの幅を測って、家にあるひびはどのひびに当てはまるのか確かめてみましょう。
まずは、外壁の状態を知ることが大切です。
外壁塗装のひび割れ
外壁塗装のみのひび割れなら、ヘアークラックといって、毛髪のように細く、短いひび割れになります。
ひびの幅は0.2㎜以下で、目視でひび割れが確認できても、ひびから下地が見えるようなことはありません。
この場合は、塗膜にだけできたひびで、深くまでひびは起きていないと推測できます。
そのため、サイディングボードまで水が浸入するような段階ではありません。
しばらくは様子見でも大丈夫な段階です。
サイディングボード本体のひび割れ
サイディングボード本体のひび割れは、塗膜の下のサイディングボードにまでひび割れが起きてしまっているため、ひびの幅は1㎜を超えるものが多くあります。
特に3㎜以上のひびは危険な状態と言っても過言ではありません。
ひびの幅が広く、内部に水が入りやすい状態になってしまっています。
サイディングボードは、端を釘で打って留めて固定しています。
その釘を打っている部分から徐々にひび割れが起こっている家が多くあります。
端の部分を点検してみると、ひび割れが見つかるかもしれません。
チェックするときには端をよく見てみましょう。
コーキングのひび割れ
釘で打ち付けたサイディングボードの間は、コーキングで繋げてあります。
コーキングはゴムのような形状で、劣化してくると、痩せていき、ひび割れが起こっていきます。
コーキングは、外壁の中でも最も劣化が早い部分と言われています。
最初にひび割れが起こるのは大抵コーキングなのです。
何年でひび割れが発生する可能性があるの?
まだ築浅だと思っていたのに、すでに外壁にひび割れがある……と不安な人もいますよね。
家を建ててからどのぐらいでひび割れが発生することが多いのでしょうか。
平均的なひび割れが起こる時期を知って、家の状態と比較してみて下さい。
外壁塗装の劣化は約10年で出てくることが多い
一番症状の軽いヘアークラックは、外壁塗装の劣化です。
外壁塗装は、家を建ててから約10年で劣化の症状が出てきます。
塗った塗料によって耐久年数が異なるので、劣化の症状が出る時期も違いますが、現在主に使用されているシリコン塗料なら約10年が目安です。
そのため、ヘアークラックは家を建ててから10年前後で起こることが多い症状なのです。
家を建ててからまだ2、3年しか経っていないのに、外壁塗装にはすでにひび割れが出てきているという事例もあります。
その場合は、塗装したときの不備が原因かもしれません。
また、家のある環境によっては早めに劣化の症状が出ることもあります。
雨が多い地域などでは劣化が早く進むこともあるのです。
窯業系サイディングボードの割れはメンテナンスをしなかったから?
窯業系サイディングの耐久年数は、30年から40年とされています。
寿命が長いという特徴がある窯業系サイディングですが、全くメンテナンスをしなければ30年も40年もよい状態を保つことはできません。
7年から10年ごとに塗装やコーキングの補修をすることによって、状態を維持できるのです。
つまり、サイディングボードにひび割れが起きたということは、メンテナンスを怠った結果である可能性があり、メンテナンス時期を過ぎた7年以上経った頃に起こることが多いです。
しかし、一概にメンテナンス不足が原因とも言えません。
環境などの原因の場合は、メンテナンス時期に関係なく、早めに症状が出ることもあります。
コーキングのひび割れは5年から10年で起きる
コーキングの耐久年数は、5年から10年です。
5年を過ぎた頃からはこまめにチェックする必要があります。
ひび割れの原因
ひび割れの原因を徹底調査しました。
どのような原因でひび割れは起こってしまうのでしょうか。
外壁塗装の経年劣化
外壁塗装のみのひび割れであるヘアークラックの場合は、外壁塗装の経年劣化が原因であることがほとんどです。
風雨や紫外線などによって劣化した塗装は、耐水性が低くなり、水を吸収してしまうようになります。
外壁塗装は、水を吸収し、乾燥し、膨張することを繰り返して、ひび割れを起こす原因になるのです。
地震などで大きな負荷がかかった
サイディングボードは、端を釘で固定しています。
地震が起こると、その釘の部分に大きな負荷がかかり、サイディングボードにひびが入ることがあります。
サイディングボードだけではなく、地震が起こるとコーキングにも負荷がかかります。
元々劣化していたコーキングは特にひびが入りやすいため、地震後に点検をして、コーキングのひびを発見するということはよくあることです。
コーキング材が劣化してサイディングボードのひび割れに繋がった
コーキングは、緩衝材としての役割を果たしています。
それ以外にも役割があり、その一つがサイディングボードを水から守るということです。
コーキングが劣化し、痩せたり、ひびが入ったりしてしまうと、サイディングボードを守ることができなくなってしまいます。
サイディングボードに水が染みこむ原因となってしまい、結果的にサイディングボードのひび割れに繋がってしまうのです。
ひび割れを放置したらどうなる?
ひび割れを見つけたけれど、補修するのはお金もかかるし、手間もかかるし面倒……と誰でも思いますよね。
では、ひび割れを放置するとどのようなことが起こるのかを見てみましょう。
外壁塗装のひび割れ=塗り替えのタイミング
外壁塗装だけのひび割れなら、今すぐに対処しなければならないという深刻さはありません。
しかし、そろそろ塗り替えをする時期ではあります。
すぐに塗り替えなければならない訳ではないので、業者選びから始まり、外壁のデザインや施工時期をじっくり決めるのによいでしょう。
あまりに塗り替えが遅れると、塗料の防水性などの機能が落ち、より大きなひびになる可能性があります。
水が入ると、サイディングボードや家の耐久性が落ちることとなるので、塗膜のひびを確認しつつ、塗り替えをするための準備を進めるとよいです。
サイディングボードのひび割れは放置すると家の耐久性が落ちる!
サイディングボードのひび割れは、放置すると、よりひびが大きくなり、家の中にまで水が入り込む可能性があります。
家の中にまで水が入り込むと、クロスが湿り、波を打っているような状態になります。
そのような状態では、カビが発生する原因になり、住む人の体にまで悪影響が出てくるかもしれません。
家の中に水が染み出さなくても、家の構造には影響していると考えられます。
家の構造に水が入り込むと、気が腐る原因となります。
サイディングボードから水が染みこむと、家の耐久性を下げてしまうのです。
コーキングのひびだけのはずがサイディングボードのひびに!
コーキングのひびが原因でサイディングボードにひびが入ることがあるということは、上でも説明しました。
コーキングは外壁の中でも早めに劣化していく部分です。
しかし、コーキングの劣化でサイディングボード自体の劣化にも繋がっていってしまいます。
コーキングは劣化していても放置されてしまうことが多いのですが、重要な役目を果たしているので、こまめなメンテナンスが大切です。
ひび割れが起こったときの対処方法
ひび割れが起こったときには、どのように対処すればよいのでしょうか。
対処法は2つあります。
DIYで補修する
業者に依頼すれば、キレイに仕上がりますが、費用を考えるとDIYをしたいという人もいると思います。
DIYができるのは、幅が1㎜より小さいいわゆるヘアークラックのみです。
1㎜を超えるひびは、サイディングボードまでひびが到達していることが考えられ、サイディングボードの補修は素人にはできません。
ヘアークラックが起きている箇所が少ないなら少しの塗り替えだけで済むため、自分で塗ることもできるかもしれません。
また、ヘアークラックなら、ひび割れが悪化しないようにコーキング材をひびにいれることで、一時的に応急処置をしておくこともできます。
コーキング材は、ホームセンターなどで手軽に手に入るので、素人でも気軽に補修できますね。
コーキング材をいれる方法は、応急処置なので長く放置することはせず、早めに業者に依頼するとよいでしょう。
業者に依頼する
ひびが起こったときは、DIYよりも業者に依頼したほうがひびの状態に合った補修ができるためおすすめです。
業者に依頼すると、家の状態を確認してから見積書を作ってもらえます。
だいたい3社ほどに見積もりを依頼し、比較した上で業者を選ぶ人が多いので、業者に依頼するときには、何社か目星をつけておくとよいでしょう。
費用については、ひびの状態などにもよりますが、外壁塗装を全面で塗り替える場合には150万円ほどかかることもあります。
全面塗り替えの場合には、足場の設置代も込みなので、費用は高めです。
全面の塗り替えではなく、一部の塗り替えで済むのなら、費用はもっと安く済みます。
サイディングボードの張り替えとなると、250万円ほどかかることもあり、塗り替えよりも高くなります。
業者に見積もりを取るなら複数の会社に依頼しよう
外壁のひび割れ補修工事をしてもらうなら必ず複数の業者に依頼しましょう。
一社だけに見積もりだけだとその額が妥当かどうかが分かりません。
複数の業者に見積もりを取ることで費用の相場を知ることができます。
また費用の相場を知ることで安い業者を知ることができるでしょう。
「でも複数の業者に見積もりを取るのってめんどくさい…」
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1分程度の入力時間で済むので外壁塗装を検討しているなら利用するのをお勧めします。
利用したからと言って必ず塗装をお願いしなければいけないわけではないのも嬉しいですね。
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ひび割れないようにするには?
できるなら、ひび割れをしてほしくないと思うのが、大切な家を思う人の気持ちです。
もちろんひびが入らない外壁はできません。
塗装もサイディングボードも日々劣化しているので、いつかは劣化の症状としてひびが入ってしまうことも考えられます。
しかし、少しでも長くキレイな状態を維持する方法はあります。
では、ひび割れをしないようにするためには、どのようなことを心がけるとよいのでしょうか。
正しいメンテナンスをしよう!
ひび割れをしないようにするには、正しいメンテナンスが欠かせません。
もし鳥の糞や泥などの汚れが付いていたら、キレイに掃除をしましょう。
清潔に保つことで、外壁は長持ちします。
掃除をすると言っても、高圧洗浄機は使用してはいけません。
家の外の掃除の定番である高圧洗浄機ですが、外壁の掃除には向いていないのです。
塗装が傷つくことや、サイディングボードがへこんでしまうことも考えられます。
掃除をしているつもりが、外壁にダメージを与えてしまっては意味がありませんよね。
汚れを見つけたときには、アルカリ性や酸性の洗剤は避け、食器洗い洗剤のような中性の洗剤を使って、ブラシや雑巾で掃除をしましょう。
中性の洗剤であれば、変色するような可能性は低いですが、念のため目立たない部分で試してみた方が安心できます。
見落としがちなひび割れだから月に1回の点検が大切!
外壁のひび割れは意外と見落としがちです。
気づかない間にひび割れが起こっていて、気づいたときには深刻な状態だったということもあります。
そこで大切になってくるのが月に1回の点検です。
まずは目視でひび割れがないか点検し、次に外壁を触ってみます。
ひび割れを確認しながら、チョーキング現象が起こっていないかも同時にチェックし、塗装の劣化具合も見るのです。
月に1回の点検以外にも、地震や台風の後はひび割れが起こりやすいため、チェックするタイミングです。
特に揺れたと体で感じるほどの震度3以上の地震のときには、ひび割れが起こりやすいので必ず点検しましょう。
大切な家を守るのは、点検からです。
もしもひび割れが見つかったときには、早めに正しい対処をしましょう。
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