塗り替えを考えているけれど、どのぐらいの費用がかかるのか不安……という人必見の記事です。
スレート屋根の塗り替えには何十万円もお金がかかります。
大きな出費だからこそ、事前にいくらかかるのかしっかり知っておきたいですよね!
また、塗り替え費用を安くする方法を紹介しています。
ここで情報収集をすれば、できる限り安く、満足のいく仕上がりで塗り替えができます。
ぜひ参考にしてみてください。
築年数12年で32坪の一戸建ての屋根と外壁の塗装をしようと見積もりを取りました。
ある業者に見積もりをしたら108万7千円だったので念のために「塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」を利用し複数の業者に見積もりを取ったら84万3千円に。
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もくじ
スレート屋根ってどんな屋根?
スレート屋根について簡単にまとめました。
スレート屋根は屋根材のこと
「スレート」とは、瓦などの屋根材の一種です。
スレートの他には、商品名で「コロニアル」「カラーベスト」を呼ばれることもあります。
呼ばれる名前は違っても全て同じスレート屋根のことです。
絆創膏を、地域によって「カットバン」と呼んだり「バンドエイド」と呼んだりするのと同じですね。
スレート屋根の種類
スレート屋根には大きく分けて3種類ありますが、基本的には、化粧スレートという繊維質とセメントを混ぜて薄くのばしたものが使用されます。
他には天然スレートというスレートもありますが、天然の石を使用するスレートなので、希少価値が高く値段が高めであることから一般家庭で使用されることはほとんどありません。
スレート屋根は、薄く、軽い素材なので施工しやすく、価格も安価なので、現在新築される家のほとんどで使用されています。
塗料の種類
塗装する塗料の種類によって費用が大きく変わります。
そこで、スレート屋根の塗装に使える塗料の特徴と単価をまとめました。
塗料の特徴
塗料の特徴を簡単にまとめました。
アクリル塗料
30年ほど前までよく使用されていた塗料で、扱いやすさが特徴です。
昔は今ほど塗料の種類も少なかったので、安く扱いやすいアクリル塗料は人気がありました。
耐久年数が短いので、劣化しやすい屋根の塗装に使用されることはほとんどありません。
ウレタン塗料
アクリル塗料と同様に30年ほど前まではよく使用されていました。
アクリル塗料より少し耐久性が高めです。
密着度が高く、ひび割れが起こりにくいという特徴があります。
シリコン塗料
現在最も使用されている塗料で、約8割の家がシリコン塗料を選んでいます。
価格と、耐久年数のバランスがよく、塗り替え業者からもよくオススメされる塗料です。
色の種類も多いので、好きな色を見つけやすいというメリットもあります。
ラジカル制御型塗料
塗装を劣化させる原因であるラジカルの発生を抑制する効果のある塗料です。
2012年に発売された塗料で、まだ実績があまりないという点はデメリットでもあります。
高い性能と、高すぎない価格で、注目度NO.1となっています。
フッ素塗料
汚れにくく、紫外線に強いなど、耐久性の高いフッ素塗料は、東京スカイツリーやレインボーブリッジでも使用されています。
塗り替えをする回数を少なくできるというメリットがある分、価格が高いという点では使用しにくく、一般的な家ではあまり使用されていません。
遮熱系塗料
紫外線を反射することで、家の中の温度が高くならないようにする効果があります。
遮熱系塗料を塗装していない場合と比べると、2度から3度違いが出るという結果もでています。
光熱費を安くすることにも役に立つというメリットもあります。
詳しくはこちらもどうぞ。
耐久年数
耐久年数を表にまとめました。
塗料 | 耐久年数 |
アクリル塗料 | 4~7年 |
ウレタン塗料 | 6~10年 |
シリコン塗料 | 8~15年 |
ラジカル制御型塗料 | 10~15年 |
フッ素塗料 | 15~20年 |
遮熱系塗料 | 15~20年 |
耐久年数が短いと、塗り替えの回数が多くなるというデメリットがあります。
しかし、塗り替え回数が多いということは、何度も色を変えることができるというメリットもあります。
家のデザインを何度も変えたい、すぐにデザインに飽きてしまうという人にとっては耐久年数が短いほうが合っているかもしれません。
単価
塗料 | 1㎡あたりの価格 |
アクリル塗料 | 700~1,000円 |
ウレタン塗料 | 1,500円~1,700円 |
シリコン塗料 | 1,800円~2,000円 |
ラジカル制御型塗料 | 2,200円~2,800円 |
フッ素塗料 | 3,500円~4,500円 |
遮熱系塗料 | 3,500円~4,500円 |
耐久年数が短いほど単価も安くなります。
安いアクリル塗料で700円、高い遮熱系塗料で4,500円なので、その差は3,800円です。
1㎡あたり3,800円の差というと分かりにくいですが、100㎡の家だと38万円も違いが出ることになります。
塗料の上手な選び方
塗料には様々な種類があることが分かりましたが、どの塗料を選べばいいのか分かりませんよね。
そこで、塗料を選ぶポイントについてまとめました。
塗料の特徴で選ぶ!
汚れに強いなどの特徴がそれぞれにあります。
遮熱系塗料やラジカル制御型塗料などは、他の塗料にはない特性があり、使用することで住みやすい家にすることができるものもあります。
そういった特徴に注目し、自分が求める特徴のある塗料を選ぶという方法もあります。
耐久年数と価格のバランスで選ぶ!
耐久年数が短いほど塗り替え回数が多くなります。
塗り替えはほとんどの人が業者に依頼するので、塗るのは自分ではありませんが、手配には時間がかかります。
業者選びや、見積もり依頼、塗り替えの塗料選びなど塗り替えをする前の準備でも時間がかかります。
その手間を省けるという点でも耐久年数が長い塗料は便利なのです。
耐久年数が長い塗料がいいとはいえ、塗り替えをするときには予算があると思います。
予算内に収めようと思うと、価格が高い塗料は使用できませんよね。
そこで大切になるのは、耐久年数と価格のバランスがよい塗料を選ぶということです。
予算内で長い耐久年数の塗料を選ぶのがオススメです。
そうすると、最もバランスが整ったシリコン塗料を選ぶ人が多いというのも頷けますね!
塗り替えにかかる費用
塗り替えを業者に頼むと、塗料代だけではなく、足場代などの費用もかかります。
塗り替えにかかる費用の内訳を計算し、一般的な30坪(屋根の面積60㎡)の家の場合でシミュレーションをしてみました。
項目 | 単価(1㎡あたり) | 費用(60㎡あたり) |
足場 | 700円 | 4,2,000円 |
高圧洗浄 | 200円 | 12,000円 |
下塗り | 500円 | 30,000円 |
中塗りと上塗り | 1,800円 | 108,000円 |
縁切り | 500円 | 30,000円 |
合計 222,400円 |
今回のシミュレーションは、シリコン塗料で塗装をした場合のものです。
下塗りではシーラーという塗料を塗り、塗料を密着させやすくします。
ムラのない塗り替えをするためにも欠かせない工程です。
中塗りと上塗りの2回をするのに驚いた人もいるのではないでしょうか。
2回塗ることでよりキレイに仕上がるので、屋根や外壁の塗装は2回塗りが基本です。
シミュレーションで一番分からない項目は縁切りですよね。
物騒な名前ですが、縁切りも大切な工程です。
縁切りは、スレートとスレートの間に入った塗料を剥がすことを指します。
隙間に塗料が入っていると、スレートの間に水が入り込みやすくなるため、細かい部分ではありますが、必ず縁切りをする必要があります。
塗り替え費用を安くしたい!
誰でも塗り替え費用を少しでも安くしたい!と思いますよね。
そこで、塗り替え費用を安くする方法を徹底調査しました。
塗り替えを検討している人必見です!
これなら誰でもできる!塗り替え費用を浮かせる方法
一番よくされている節約方法は、外壁と屋根の塗り替えを同時にするという方法です。
同時にするだけでどうして節約になるのか不思議ですよね。
実は、塗り替え費用で意外に高いのが足場の設置代金です。
足場を設置するのに大体10万円ほどかかります。
外壁と屋根を別々のタイミングで塗り替えると、その度に足場を設置しなければならず、足場代がかかってしまいます。
少しでも足場代を節約するためには、同時に塗り替えをするほうがよいのです。
同時に塗り替えをするには、塗料選びを少し工夫すると便利です。
屋根は、外壁よりも紫外線などの刺激を受けるため、劣化も早く進みます。
屋根と外壁の傷みの速度を同じぐらいにするために、屋根の塗料は外壁の塗料よりも耐久年数の長いものを使用すると、同じタイミングで塗り替えができるのです。
塗料を選ぶときに選ぶポイントにしてみてくださいね。
DIYしたらもっと安くできるか検証!
DIYのときにかかる費用は、基本的には塗料代だけで済みます。
ただ、足場を必要とするならリースで30日の場合20万円から25万円かかることもあります。
足場をリースするならDIYの方が高くなる可能性もあるのです。
はしごをかけて屋根に上がれるから、DIYのほうが安くできる!と思った人にもDIYはオススメできません……。
確かに安く済ませることはできるかもしれませんが、屋根に上がって落ちてしまったという事例もあり、危険です。
また、素人が塗り替えをすると、塗り替えの技術がないのでせっかく塗り替えをしても塗料が長持ちせず、またすぐに塗り替えが必要になってしまったという話もよくあります。
せっかく塗り替えをするなら、キレイに長持ちする塗装をしたいものですね!
業者に見積もりを取る場合は複数の業者に取る
屋根の塗装だと足場代など業者によって様々です。
一社からの見積もりだとその費用が安いのか高いのか分かりません。
なのでできるだけ複数の業者に見積もりを取って費用の相場を知ることが重要になります。
また費用の相場を知ることで安い業者も見つけることも可能です。
「でも複数の業者に見積もりを取るのって大変そう…」
「どこの業者に見積もりを取ればいいんだろう…」
何て疑問もありますよね。
そういう場合に便利なのが「屋根の塗装業者の一括見積もりサイト(無料)」になります。
一回の入力で複数の業者に見積もりを取ることができます。
複数の業者に見積もりを取るので安い業者を見つけることができるでしょう。
利用の所要時間は1分程度です。
利用料は無料。
ストレート屋根の塗装費用の相場を調べるためにも一度利用してみるといいでしょう。
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よくある疑問、質問を解決!
そもそもうちの屋根はスレート屋根?
スレート屋根だと思うけれど、不安という人は見た目を確認してみましょう。
スレート屋根は薄く、厚さは5㎜ほどしかありません。
一方瓦は厚みがあって、重厚感のある印象です。
また、スレートとスレートの間に段々がほとんどなく、スラっとしているのがスレート屋根です。
見てみるとすぐに分かるので、スレート屋根かどうか確信が持てない人は一度見てみるとよいでしょう。
値下げ交渉ってできそう?
人件費や材料費を考えると、値下げできたとしても塗り替え費用の10%ほどしか普通は値下げできません。
しかし、見積もりをした後、急に100万円値引きします!といった大幅な値下げをする場合があります。
普通であれば、これほど大幅な値下げはできません。
こういった場合は悪徳業者であることを疑う必要があります。
悪徳業者は、見積もりの時点で100万円高い価格を出し、見積もりを確認してもらったときに100万円安くすると言い出すのです。
他には、必要な工程をしないで安くするといったこともあります。
いくつか見積もりを出してもらい、おかしな点はないか、工事内容に違いはないかなどをよく確認しましょう。
スレート屋根の塗り替えは大切なメンテナンス
スレート屋根を塗り替えることで、スレート屋根自体の耐久年数を長くすることができます。
塗り替えをしなければ、スレート屋根の割れなどの問題が起こり、最終的には雨漏りをする可能性すらあります。
屋根の塗装は見た目を美しく保つ以外にも、屋根を守るという役割もあり、家をできる限りキレイに保つために、塗装は欠かせないメンテナンスなのです。
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